ポール・スミザーさんに学ぶ
こんにちは。
身体と心のセラピストNorikoです。
出しっぱなしにしておいたミシンから
パチパチと小さな火花があがってたものの
そのまま家を空けて戻ってきたら
今度はコンセントから火があがって
大慌てでタオルをかけるも
どんどんと燃え広がってしまい
「おかあさ〜〜ん!」
とハナ○ルキ味噌CMばりに
助けを呼んだ夢を見た今日この頃
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今日は
イギリス人ガーデンデザイナーの
ポール・スミザーさんの本を
紹介したいと思います。
多分母国のイギリスよりも
日本に住んでいる期間が長そうな
ポールさんですが
とにかく
ポールさんのただならぬ
植物愛に驚かされます!
日本人にとっては見慣れた草花でも
彼の目に止まれば
特別な存在と思わせてしまうほど
植物に対するリスペクトはハンパなく
植物から学ばせてもらうという
ポールさんの謙虚な姿勢は
ワタシもおおいに学ぶところが
ありました。
本当にひとつひとつの
草花の特徴をよく捉えていて
その観察力に脱帽です。
植物の生き方を通して
ワタシ達も楽に生きられるヒントが
沢山散りばめられていて
心にじわ〜っと伝わってくる本です。
いくつかご紹介しますね。
*オルレア
「干渉しない、だけど決して見放さない」オルレアは生命力ある多年草。
繁殖力は驚くばかりで、気がつくと
隣の家の駐車場や石垣の間なんかに
生えています。
…人間が意図的に(種を)蒔く時も、
土を掘って間隔を何センチあけて…
なんてルールを機にする必要は
ありません。パラパラと蒔けば
それで終了。
一から十まで面倒を見てしまうのは、
一見、親切に見えますが、オルレアにとって
生きる力を削いでしまうのと同じなのです。
子供も、上手にヒントだけあげれば、
放っておいてもどんどん伸びていきますよ。
だから私は、育てる相手を放っておきます。
その力を信じて。
育てるって”信じる”にも通じるのかも
しれないですね。
*ヤマツツジ
「魔法の薬より、自分を信じる」園芸書には、必ず肥料の広告が載っていますね。
まるで魔法の薬であるかのように…
土の量が限られた植木鉢の植物ならともかく、
大地に根を張っているものにそれは
必要ありません。
ヤマツツジの勢いがその証です。
植物は人が思うほど弱くありません。
たとえ地球から人間がいなくなっても
形を変えて環境に馴染み、
生きていくでしょう。
植物と同じように、人も思うほど
弱くないのです。
*ヤマザクラ
「遠慮せず、SOSを出していい」もう、自分ひとりではどうしようもない
悩みを抱えているのにプライドが邪魔したり、
周りに心配をかけたくないという気遣いから、
誰にも弱みを見せられない。
誰にも見られないところで泣いているあなたに
思い出して欲しい植物があります。
おぼろな淡いピンク色の花を咲かせる
ヤマザクラの木です。
株が弱ってしまったり病気にかかった時
彼らはそれを隠そうとしません。
それどころか葉の色や数、大きさを変えて
素直にSOSを出し、自分から助けを求めて
その状況を切り抜けます。
私たちも、つらさがマックスにならないうちに
SOSを出す。それができるようになったら
いいと思います。
***
この本を読み終わったら
気持ちも軽くなって
今まで目にも入らなかった
道端の小さな草花にも
愛おしく感じるコトと思います。
ワタシも
この緑豊かな日本という国に
今住んでいるということに
改めて感謝しました。
一息つきたい方
ちょっと癒されたい方に
オススメです♪
火事の夢でドキドキしちゃった自分にも
植物の癒しが必要〜♪♪