2018年06月13日 [マイライフ]
スキンシップが心と脳を作る
こんにちは。
身体と心のセラピストNorikoです。
先日読んだ「子供の”脳”は肌にある」が
とても興味深く
また自分の体験を裏付ける内容でしたので
今日はこの辺りを書き綴ろうと思います。
著者は桜美林大学リベラルアーツ学群教授であり
臨床発達心理士の資格もお持ちの山口創先生です。
(画像は光文社からお借りしました。)
子供とのスキンシップの大切さは
常に言われているコトなので
ほとんどの方はご存知でしょう。
でもスキンシップがなぜ大切なのか
どんなスキンシップをしたら良いのか
具体的なコトまでは知らないですよね?
日本では伝統的な育児として
抱っこやおんぶ、添い寝といった
スキンシップを自然にしてきました。
このような母と子供のスキンシップが
いずれ子供の自立心を育て
依存心を減少させると
山口先生はおっしゃってます。
スキンシップをすると…
・「感じる力」(身体感覚、皮膚感覚)が
身につき豊かな心を育む。
・カラダを自由にさせてもらってると心も
自由に動く。
「カラダ」を豊かに育むことによって
結果として豊かでしなやかな「心」が
育つ。そしてしなやかな感性を持った
「心」から「あたま」が発達する。
スキンシップの方法としては
・なでなで
・抱く
・手当て
・くすぐる
といったコミュニケーションが載ってました。
肌からの感触によってカラダが自由になり
↓
それによって心も自由になって
↓
あたま(脳)が育つんですね。
なので頭のいい子に育って欲しければ
まず先にカラダを優先させるコトが大事だと
山口先生はおっしゃってます。
またスキンシップが
発達障害やPTSD(心的外傷後ストレス障害)の人にも
効果があると述べていました。
これはワタシも自分の体験として同感します。
ちょっと長いですがお付き合いください。
我が息子は8歳の時にADHDと診断されました。
名前を呼んでも顔を向けなかったり
こちらへ来なかったり
何度も同じことを注意しても知らんぷり
学校でのトラブル多々あり…
とにかく難しい子でした。
こんな毎日だったので
自分の子ながら愛情が持てずにいたのでした。
思いおこせば息子が3、4歳の頃
「マミー、マミー!」
と遠くでワタシを呼ぶものの
料理や家事でバタバタしていたワタシは
「ちょっと待って〜!」
と返事して息子の思いを欲求を
聞き流していました。
またある時は
時間の感覚がわからない息子に向かって
次から次へと口うるさく指示を出していました。
そして息子が
その通りに出来ないと鬼ばばのように怒る!
それがほぼ毎日。
手を止めて息子のところへ行ってあげるなんて
大した時間のロスにもならないのに…
ほんの一瞬でも息子のペースに合わせて
一緒に手伝ってあげても良かったのに…
子供よりも自分優先にしていた情けない母でした。
しかも当時は”母”としてやってあげてる感が
強かったので自分本位の子育てになってしまい
子供の気持ちや欲求など
ちっとも受け入れてはいなかったのです。
当然の結果として
息子もワタシを受け入れなくなったのでした。
だからワタシからの応対にも無反応。
息子の心を閉ざさせてしまったのは
紛れもなくこのワタシだったのです。
でも幸か不幸か
ココで目を覚まさなきゃいけない事態に
陥りました。
夫の他界により
ワタシ1人で子育てをしていかなければ
ならなくなったのです。
自己流のダメダメ子育てにずっと
フタをして見て見ぬ振りをしてきましたが
「夫」のお陰でフタが外され
ようやく掃除に取り掛かったのでした。
自分が今出来ることとして
寝つきの悪い息子のために足のマッサージを
毎晩するコトを思いつきました。
もちろんその頃はマッサージのスキルなんて
ありませんでしたから自己流です。
息子が寝たから手を止めて部屋を出ようと
したら「もっとやって〜」と催促されたり
時にはワタシの方がウトウトしてしまったり
こんなマッサージする意味あるのかしら?
と自問したりの日々でしたが
このアイデアは息子に気に入ってもらい
少しずつお互いの距離が縮まってきた感があり
そのうちに息子から
「いつもマッサージしてくれてありがとう」という
言葉をもらえるようになりました。
マッサージというスキンシップを通して
安心感が伝わったのだと嬉しくなりました。
・
・
・
そして今
さすがに27.5cmの足をマッサージするコトは
滅多になくなりましたが
「昔お母さんがやってくれた足の
マッサージをやってあげるよ」
なんて涙が出ちゃうような優しい言葉を
言ってもらえるような関係になりました。
人って肌のぬくもりや感触を記憶に
留めておけるんですね。
親が子供に残してあげるコトのひとつに
このスキンシップがあると思うのです。
「でもうちの子 大きくなってしまったし…」
「恥ずかしくて出来ないわ」
スキンシップに抵抗がある方もいらっしゃると
思いますが
そんな時はジョーク(寒ければなおグー♪)を
交えながらされてみるのはいかがでしょう?
コツは
照れないコト!
スキンシップに年齢制限はありませんから
いつからでも出来ます。
そして必ず相手との距離を近づけてくれます。
我が家もハグとハイタッチは欠かしません。
子供の方から
「ハグして」
と言ってきてもらえるほどに
親子の信頼感を取り戻せたのは
日頃のスキンシップの賜物だと思います。
数日前ふっと子供達に質問をしてみました。
「ねぇ、ワタシからのスキンシップって幼少の時
足りていた?少なかった?」
息子「うん、ハワイにいる頃は沢山あったけど
日本に来てからはあまりない感じ。」
娘 「足りてたよ。今も同じかな。」
ちょっと意外でした。
ワタシの中では鬼ばばだった頃より今の方が
沢山スキンシップをしていると思っていたのですが
子供たちからすると
幼少の頃のスキンシップって
川の字で寝ていたという12年も前のコトを言うようです。
今は布団を並べて一緒に寝るコトは
ありませんが
笑顔と時間を肌を通して共有する
大切さを改めて考えさせてもらいました。
そういえば
夫が亡くなった数日後の夜中に
寝ているワタシの手を突然
ギュッギュッギュッと
3回握られたコトがありました。
いつも一緒に繋いでいた手を離す前に
必ず3回握るという彼の生前のクセだったので
「会いに来てくれたんだ」
とすぐに分かりました。
たとえボディーがなくても
「彼の手」の感触は確かにありました〜。
お恥ずかしい話を読んでくださって
ありがとうございました。
身体から自由になるには
リラクセンスボディセラピーがおススメ♪
身体と心のセラピストNorikoです。
先日読んだ「子供の”脳”は肌にある」が
とても興味深く
また自分の体験を裏付ける内容でしたので
今日はこの辺りを書き綴ろうと思います。
著者は桜美林大学リベラルアーツ学群教授であり
臨床発達心理士の資格もお持ちの山口創先生です。
(画像は光文社からお借りしました。)
子供とのスキンシップの大切さは
常に言われているコトなので
ほとんどの方はご存知でしょう。
でもスキンシップがなぜ大切なのか
どんなスキンシップをしたら良いのか
具体的なコトまでは知らないですよね?
日本では伝統的な育児として
抱っこやおんぶ、添い寝といった
スキンシップを自然にしてきました。
このような母と子供のスキンシップが
いずれ子供の自立心を育て
依存心を減少させると
山口先生はおっしゃってます。
スキンシップをすると…
・「感じる力」(身体感覚、皮膚感覚)が
身につき豊かな心を育む。
・カラダを自由にさせてもらってると心も
自由に動く。
「カラダ」を豊かに育むことによって
結果として豊かでしなやかな「心」が
育つ。そしてしなやかな感性を持った
「心」から「あたま」が発達する。
スキンシップの方法としては
・なでなで
・抱く
・手当て
・くすぐる
といったコミュニケーションが載ってました。
肌からの感触によってカラダが自由になり
↓
それによって心も自由になって
↓
あたま(脳)が育つんですね。
なので頭のいい子に育って欲しければ
まず先にカラダを優先させるコトが大事だと
山口先生はおっしゃってます。
またスキンシップが
発達障害やPTSD(心的外傷後ストレス障害)の人にも
効果があると述べていました。
これはワタシも自分の体験として同感します。
ちょっと長いですがお付き合いください。
我が息子は8歳の時にADHDと診断されました。
名前を呼んでも顔を向けなかったり
こちらへ来なかったり
何度も同じことを注意しても知らんぷり
学校でのトラブル多々あり…
とにかく難しい子でした。
こんな毎日だったので
自分の子ながら愛情が持てずにいたのでした。
思いおこせば息子が3、4歳の頃
「マミー、マミー!」
と遠くでワタシを呼ぶものの
料理や家事でバタバタしていたワタシは
「ちょっと待って〜!」
と返事して息子の思いを欲求を
聞き流していました。
またある時は
時間の感覚がわからない息子に向かって
次から次へと口うるさく指示を出していました。
そして息子が
その通りに出来ないと鬼ばばのように怒る!
それがほぼ毎日。
手を止めて息子のところへ行ってあげるなんて
大した時間のロスにもならないのに…
ほんの一瞬でも息子のペースに合わせて
一緒に手伝ってあげても良かったのに…
子供よりも自分優先にしていた情けない母でした。
しかも当時は”母”としてやってあげてる感が
強かったので自分本位の子育てになってしまい
子供の気持ちや欲求など
ちっとも受け入れてはいなかったのです。
当然の結果として
息子もワタシを受け入れなくなったのでした。
だからワタシからの応対にも無反応。
息子の心を閉ざさせてしまったのは
紛れもなくこのワタシだったのです。
でも幸か不幸か
ココで目を覚まさなきゃいけない事態に
陥りました。
夫の他界により
ワタシ1人で子育てをしていかなければ
ならなくなったのです。
自己流のダメダメ子育てにずっと
フタをして見て見ぬ振りをしてきましたが
「夫」のお陰でフタが外され
ようやく掃除に取り掛かったのでした。
自分が今出来ることとして
寝つきの悪い息子のために足のマッサージを
毎晩するコトを思いつきました。
もちろんその頃はマッサージのスキルなんて
ありませんでしたから自己流です。
息子が寝たから手を止めて部屋を出ようと
したら「もっとやって〜」と催促されたり
時にはワタシの方がウトウトしてしまったり
こんなマッサージする意味あるのかしら?
と自問したりの日々でしたが
このアイデアは息子に気に入ってもらい
少しずつお互いの距離が縮まってきた感があり
そのうちに息子から
「いつもマッサージしてくれてありがとう」という
言葉をもらえるようになりました。
マッサージというスキンシップを通して
安心感が伝わったのだと嬉しくなりました。
・
・
・
そして今
さすがに27.5cmの足をマッサージするコトは
滅多になくなりましたが
「昔お母さんがやってくれた足の
マッサージをやってあげるよ」
なんて涙が出ちゃうような優しい言葉を
言ってもらえるような関係になりました。
人って肌のぬくもりや感触を記憶に
留めておけるんですね。
親が子供に残してあげるコトのひとつに
このスキンシップがあると思うのです。
「でもうちの子 大きくなってしまったし…」
「恥ずかしくて出来ないわ」
スキンシップに抵抗がある方もいらっしゃると
思いますが
そんな時はジョーク(寒ければなおグー♪)を
交えながらされてみるのはいかがでしょう?
コツは
照れないコト!
スキンシップに年齢制限はありませんから
いつからでも出来ます。
そして必ず相手との距離を近づけてくれます。
我が家もハグとハイタッチは欠かしません。
子供の方から
「ハグして」
と言ってきてもらえるほどに
親子の信頼感を取り戻せたのは
日頃のスキンシップの賜物だと思います。
数日前ふっと子供達に質問をしてみました。
「ねぇ、ワタシからのスキンシップって幼少の時
足りていた?少なかった?」
息子「うん、ハワイにいる頃は沢山あったけど
日本に来てからはあまりない感じ。」
娘 「足りてたよ。今も同じかな。」
ちょっと意外でした。
ワタシの中では鬼ばばだった頃より今の方が
沢山スキンシップをしていると思っていたのですが
子供たちからすると
幼少の頃のスキンシップって
川の字で寝ていたという12年も前のコトを言うようです。
今は布団を並べて一緒に寝るコトは
ありませんが
笑顔と時間を肌を通して共有する
大切さを改めて考えさせてもらいました。
そういえば
夫が亡くなった数日後の夜中に
寝ているワタシの手を突然
ギュッギュッギュッと
3回握られたコトがありました。
いつも一緒に繋いでいた手を離す前に
必ず3回握るという彼の生前のクセだったので
「会いに来てくれたんだ」
とすぐに分かりました。
たとえボディーがなくても
「彼の手」の感触は確かにありました〜。
お恥ずかしい話を読んでくださって
ありがとうございました。
身体から自由になるには
リラクセンスボディセラピーがおススメ♪