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2025年02月26日 [マイライフ]
決断の日
海を越えた暮らしの中で築いた日々。
子供たちの笑顔が溢れる場所で
ワタシたちの小さな幸せはそこにあった。
けれど
心の奥で静かに膨らんできた想いは
もう押し込めることができなかった。
「日本に帰国しようと思う」
その言葉を告げた瞬間
時が止まったように感じた。
子供たちの瞳に映った戸惑い、不安、
そして―
私を思いやる優しさ。
「お母さんのことを困らせたくない」
表情に込められた深い愛情が
母であるワタシの心を深く揺さぶった。
時には人生で
大きな決断に迫られることがある。
それは誰かを傷つけることになる
かもしれない。
それでも進むべき道を
選ばなければならない時がある。
私の決意は揺るぎないものだった。
それは自分の未来を選ぶという
ある意味残酷な選択だった
のかもしれない。
けれどこの決断が私たち家族に
新しい物語をもたらすことを
心の底で信じていた。
時には愛する人のために
自分の夢を諦めることも
愛情表現かもしれない。
でも時には
自分の夢を追うコトこそが
本当の愛情表現になることもある。
その日の決断は
私たち家族の新しい一歩となった。
急激に進む「帰国モード」
帰国を決意してから
わずか3ヶ月の準備ですべてを整え
日本への帰路についた。
常識では考えられない速さだった。
本来なら
不安や迷いに満ちた道のりのはずが
不思議と確信に満ちていた。
「この流れに乗るしかない」
その思いだけが私を動かしていた。
『見えない糸に導かれるということ』
今思い返せば分かる。
あの墓前での声は
決して気のせいではなかった。
それは私の人生を
大きく変える転機となった。
時に人は
目に見えない糸に導かれるように
人生の大きな流れに身を委ねる。
もし今あなたが
「何をすべきかわからない」
「このままでいいのか」
と迷っているのなら―
心の声に、静かに耳を傾けてみてほしい。
それは
見えない糸からのサインかもしれない。
そして
その糸が導く先には
きっとあなたの最高の未来が
待っているはずだ。
今日も読んでくださり
どうもありがとうございました。